【知って得するカラー講座】外国人の好む色、日本人の好む色☆あなたは外国人派?日本人派?LL-5L

私たちの身のまわりにはさまざまな「色」がありますが、色はその人のイメージだったり国によっても独特な色文化があります。
その国の文化圏で、何を染色の原料とするかによって、生み出される色は異なりその国独特の色使いがあったりします。最近では北欧カラーなんて言葉もありますよね!

西洋では貝など動物性の原料から色をつくることも多いのに対し、日本では古来、植物からとった色を使っていたそう。藍色、紅色、紫色は日本の染色の三大色といわれますが、藍は蓼藍(たであい)から、紅は紅花(べにばな)から、そして紫は紫根(しこん)からつくり出されています。日本は豊かな自然に恵まれた国で植物に由来する色が多く、それが色名にもなったそうです。
色の名前には、その国の環境や文化が表れているのですね!

世界中どこでも好まれるのは「青」

世界中どこへ行っても好まれる色は「青」だそう。
青から連想されるのは、水の色、海や空の色です。そういった生命の営みにとって大切で不可欠なものの色を、普遍的に快く感じるらしいです。

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ちなみに、お隣中国の方は街並みがあらわすように赤や黄色の派手なデザインが好まれるようですし、ロシアの方はグレーや薄いベージュにワンポイントで鮮やかなカラーを使う、落ち着いたデザインが好まれるそうです。

 

海外で好まれないのは「くすんだ茶色」

不健康、病的といったイメージがあるようです。
日本人はくすんだ色、落ち着いた色が、海外の方に比べれば好まれる事があります。
海外に行かれる際は気をつけたほうがいいかもしれないですね!

 

日本人にとって特別な「白」

神社の素木造りは、素木と書いて「しらき」と読みます。神道の神官の装束も、祭祀に使う御幣も白です。白は、嘘いつわりなくありのままに神様に向き合うための、神聖な色となっていったのです。日本人が白を好む背景には、そうした歴史が関係しているのかもしれないですね。

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日本文化に根づいてる「藍」

藍色も日本の文化に根づいた親しみ深い色です。天然の藍には虫よけ効果があるそうで身分を問わずよく好んで身につけていたそう。
藍、紅、紫の三大色のなかでも、特に藍色は色名が細分化されています。それは、藍色を日常着や正装、武具に使うなど、いろいろな場面で利用していたので、細かい色の区別をする必要があったからだそう。
こうした同系色の微妙な違いを上手に使いこなすのは、日本人独特の感性ですね。

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江戸時代後期には、茶色、鼠(ねずみ)色、藍色以外の色を身につけることを禁じられたそうです。すると町人たちは、もともと多様だった藍色に加え、茶色、鼠色に非常に多くのバリエーションをつくり出したそう。一見華やかではない茶色や鼠色、その微妙な色味のなかに、江戸の人々は粋を見出し、新たなファッションを生み出していったのですね!